今までは、2階建て以下の木造建築に関しては、地盤の調査を行ってから建物を建てることはあまりありませんでした。
しかし今は、国の法律によって新しく建物を建てる場合、地盤の調査を行い、さらにその内容によっては「地盤の改良」を行う様に定められています。
また、大切な資産である建物が文字通り基礎から傾いてしまっては資産価値が大きく下がってしまいます。それは、不同沈下が起こってしまい、建物が5/1000以上傾いてしまうと、扉が勝手に開いたり建てつけが悪くなることで隙間が出来たりします。身体で感じるようになると健康に被害が出る場合もあります。家の傾きを簡単に調べるためにゴルフボールやビー玉を家の中で転がしている様子をテレビの特集で見ることがあると思います。
地盤の中身は、目で見てもその土地の過去を調べたとしても、本当に内部がどうなっているのかはわかりません。地盤調査会社の調査データと地盤の専門家の判断の上、改良の必要があるとなった場合は必ず改良が必要です。