PPG工法は、杭状地盤補強材(以下、鋼管と呼ぶ)の先端支持地盤を有効に利用するため、鋼管径の3倍程度の螺旋翼(先端拡底翼)を取り付けた拡底型と地盤の摩擦力を有効に利用するため、鋼管径より外側に吐出するものが無く、鋼管先端(完全閉塞)に掘削刃を付けたストレート型の2種類から構成されている。
本工法は、上記の鋼管を回転貫入し、基礎下部に配置する工法である。鋼管頭部に回転トルク及び圧入力を与えることによって地中埋設し、地上部では、無排土の状態で回転貫入することが出来る。また、低騒音・低振動での施工が可能であり、先端根固めやプレボーリング等を必要としないことから、排土処理が一切不要であり、土壌汚染の心配がなく、環境に与える負荷の小さい工法である。
特徴
適応地盤
- 鋼管先端地盤は、粘土質地盤、砂質地盤または礫質地盤
- 周面摩擦力考慮地盤は、粘土質地盤、砂質地盤及び礫質地盤
安全面
- 先端拡底翼は一枚の板からなり、鋼性が高くなっています。
コスト面
- 扱い易い径のため施工機小型化。
- 管材流通コストをスリム化。
環境面
- 「回転圧入工法」。低振動・低騒音・無廃土です。
- セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
- セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。
メリット
- 支持地盤に直接貫入し支えられるため沈下しにくい。
デメリット
- 軟弱な地盤が深い場合に摘要されるため、費用が嵩む。
- 支持層が無い地盤では施工できない。
- 建替え時の撤去費用が嵩む。
その他
- 建築技術性能証明書
※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。