HPを見ると富山県の業者さんのようですが、県外で施行してもらいたい場合、来てもらうことは可能でしょうか。またその場合、出張費等はどうなりますか?
もちろん、県外での施工も可能です。出張費はなるべくかからないように、近隣の施工代理店に施工してもらう等の対応を取らせていただいきます。
また、御社でも施工(コストダウン)出来るように施工代理店もなることも可能です。
詳しくは「施工代理店募集」をご覧ください。
地盤改良の費用削減は見積りから!
HPを見ると富山県の業者さんのようですが、県外で施行してもらいたい場合、来てもらうことは可能でしょうか。またその場合、出張費等はどうなりますか?
もちろん、県外での施工も可能です。出張費はなるべくかからないように、近隣の施工代理店に施工してもらう等の対応を取らせていただいきます。
また、御社でも施工(コストダウン)出来るように施工代理店もなることも可能です。
詳しくは「施工代理店募集」をご覧ください。
伊田直樹建築設計事務所からお声がかかり、施工させて頂きました。
弊社でも様々な地盤改良を行っていますが、ジオクロス ユビファ工法は価格・工程・環境面において申し分ない工法の1つです。お客様の負担を減らし、より良いご提案ができて嬉しいです。皆様にとってメリットになる提案を今後もさせて頂きます。
(ワイズ イノベーション代表 奥井良樹)
工事の流れからすると大半は全体見積りが終わり、契約。そして地盤調査(最初に地盤調査をすることもありますが…)。
その結果で突如出てくる工事が地盤改良です。工事費も気になりますが契約時に日柄をみて決めた建て方に間に合うか、工期も重要。
あと地中埋設物となりうる地盤改良だが、環境に配慮しているのかと悩んでいました。
自分はイエヒトという分離発注方式を推奨する団体に加入してまして、全国的な情報からこの地盤改良にたどり着きました。
理論的に成立する工法なのか?
東京の業者に見積りを依頼したが施工は富山県、工事は順調に進むだろうか?と心配しました。
特許取得もしてあり地盤の10年保証も付くので安心しました。
施工はワイズイノベーションさんとジオファームさんの的確な打合せで順調に進みました。
決め手は不安要素すべてが解決したことです。
まず環境的には専用シートを基礎下に敷設する工法なので地盤面を傷めないこと、そして、密集住宅地なので騒音、振動がないこと。
工期的には数時間で専用シートを施工、改良工事全体も短期間で完了すること。
気になる工事費は低コストだったこと。
工事の流れが砕石地業→クロス敷設→基礎工事と現場作業が止まることなくスムーズに捗り、施主負担が軽減でき満足しています。
ワイズイノベーションに依頼して良かったです。
『変わっていくから伝統』
伝統を、伝統として、何を継承するか。
と自分に問いながら情報を選別し、施主の利益になる
新しい形の設計事務所を目指す
《伊田直樹建築設計事務所》
代表 伊田直樹です。
縦糸 ユニチカ株式会社製 高張力ビニロン・ビストロン
緯糸 萩原工業株式会社製 一軸延伸フラットヤーンポリプロピレン
項目 | タテ縦方向 | ヨコ方向 | タテ方向ミルマーク |
---|---|---|---|
原料 | ビストロン | ポリプロピレン | ポリプロピレン |
繊度 | 1670dt | 1500dt | 1670dt |
形状 | 撚糸 | フラットヤーン | フラットヤーン |
色 | Natural | Black | Black |
項目 | 単位 | 規格 |
---|---|---|
基布巾 | mm | 2000 +10 -0 |
長さ | m | 50 +1 -0 |
項目 | 単位 | 規格値 | 試験方法 | |
---|---|---|---|---|
重量 | g/㎡ | ― | 185+-6 | 電子天秤 |
引張強度 | N/5cm | タテ | 3,660 | JIS L1096 |
引張強度 | N/5cm | ヨコ | 1,890 | JIS L1096 |
破断伸度 | % | タテ | 6.9 | JIS L1096 |
破断伸度 | % | ヨコ | 18.7 | JIS L1096 |
5%伸張時強度 | N/5cm | タテ | 2,510 | JIS L1096 |
5%伸張時強度 | N/5cm | ヨコ | 590 | JIS L1096 |
引張強度は岡山県工業試験場
耐候性能 | 温帯地帯では設置後30日以内に施工すること |
---|---|
融点 | 縦糸 200℃以上 横糸 165℃ |
化学的安定 | 酸、アルカリに安定 |
生物劣化 | 腐食しない |
加水分解安定 | 加水分解しない |
発火性 | なし |
燃焼ガス | 炭酸ガス 水蒸気 有害物質は発生しない |
効果 | 証明 | 参照 |
---|---|---|
①安全性 【毒性・有害性】 |
縦糸のビストロンは日本薬局方医薬品成分規格及び化粧品分類基準(厚生省告示)に記載されており、有害性は極めて低い、有害情報はない。横糸のポリプロピレンは飲料水の容器に使用される安全な素材である。 | ユニチカ㈱製品安全データシート 危険有害性の分類 有害性情報 |
②安全性 【環境】 |
縦糸ビストロン横糸ポリプロピレン共に土壌の中では安定している。 | ユニチカ㈱製品安全データシート 環境影響情報萩原工業製品安全データシート 物理化学情報 |
③耐久性・生物分解・加水分解 | 縦糸ビストロン横糸ポリプロピレン共に酸、アルカリに安定している。生物分解もないので土壌の中では安定している。 | ユニチカ㈱製品安全データシート 環境影響情報萩原工業製品安全データシート 3.物理化学情報 13.環境影響情報 |
2009年ユニチカ「ビストロン」撚糸を縦糸に使用し、横糸に萩原工業製ポリプロピレン一軸延伸フラットヤーンを使用した住宅軟弱地盤対策織布「ユビファ」を開発しました。
ユニチカ「ビストロン」を使用し高張力性能を出しています。
ユニチカ㈱は50年前にビニロンを開発しました。ビニロンはナイロン、ポリエステルに比べて最も高強度、高弾性率を有しており、耐候性、対アルカリ性(耐加水分解性能)に優れ、そのビニロンをもとに新規紡糸技術と各種新規技術と組み合わせて新たに開発されたのが「ビストロン」をです。
「ビストロン」はポリエチレン、ナイロン、スチール等の強度を越えたアラミドやカーボンと同等の引張強度性能を持つ繊維として期待されています。
高ヤング率、低伸率に加えて加水分解、生物分解をしないので土中で半永久的に強度を保つことができ、土中に汚染物質を排出することも無く、焼却処分時に有毒ガスの発生もありません。
萩原工業製 ポリプロピレン一軸延伸フラットヤーンを使用し摩擦力を高めています。
ポリプロピレンはペットボトルやフリースの原料として安価で広く使用されており、安全性や環境汚染、生物分解や酸アルカリ安定性能は広く知られています。
摩擦力を高めるために幅広糸であるフラットヤーンを横糸に使用し、尚且つ一軸延伸することで引張強度を高めています。
ユビファシートは縦糸、横糸に原料樹脂成分の異なる「紡糸」と「フラットヤーン」を組み合わせた織布で住宅軟弱地盤対策用として開発されたジオシンセテックスです。
従来のジオクロス工法に使用されている、不織布は米国デュポン社製軟弱地盤対策土木シート「タイパーSF49」です。
引張強度は12kN/㎡です。つまり1.2t/㎡の張力で切れることになります。1.2tという重さは2階建ての木造住宅の重さです。1枚では切れてしまうので2枚敷きにして安全率を担保しています。しかし、家屋の荷重は長期荷重なので重さの3倍をかけた強度が必要です。「タイパーSF」は土木用に開発されたシートなので切れるまでの伸度は60%でゴムのように伸びたり短くなったりします。土木ではゴムのように伸びることが突然切れて重機が泥沼に落ち込む危険を回避する性能になっています、しかし、ゴムのように弾性域が大きいシートは住宅の静荷重には必要にない性能でありむしろ危険です。
「タイパーSF」は不織布で繊維が不規則に絡み合っているので、雑草の芽が出てこないようにする防草シートとして色を付けて「ザバーン」という商品名で販売されています。防草性能が良く価格が安いので公共工事や高速道路、国道での使用量は最も多い防草シートです。防草シートと同じものを使用すること自体が従来のジオクロス工法は問題がありました。
ユビファシートは戸建て住宅の軟弱地盤対策を目的に開発されたシートです。住宅の軟弱地盤対策は極僅かな誤差も認められないので建築専用の高張力シート性能が求められます。
そのために高張力繊維を原料とした織布を使用することにより強い力で引っ張っても伸びない繊維を使用して、支持力を高めて安全を確保し、安価でより安全な戸建て住宅の地盤対策ができるようになりました。使用法は住宅基礎短辺に1枚敷設します。従来のジオクロスに比べて2倍の支持力向上が出ます。
ユビファシートの組成はユニチカ「ビストロン」撚糸を縦糸に使用し横糸に萩原工業製ポリプロピレン一軸延伸フラットヤーンを使用したシートで「ユビファ」シートの特性は縦糸にユニチカ「ビストロン」を使用し高張力性能を出しています「ビストロン」はポリエチレン、ナイロン、スチール等の強度を越えたアラミドやカーボンと同等の引張強度性能を持つ繊維として期待されていまます。
高ヤング率、低伸率に加えて加水分解、生物分解をしないので土中で半永久的に強度を保つことが出来ます、土中に汚染物質を排出することも無く、焼却処分時に有毒ガスの発生もありません。
横糸には萩原工業製 ポリプロピレン一軸延伸フラットヤーンを使用し摩擦力を高めています。ポリプロピレンの安全性や環境汚染、生物分解や酸アルカリ安定性能は広く知られています、摩擦力を高めるために幅広糸であるフラットヤーンを横糸に使用している、尚且つ一軸延伸することで引張強度を高めています。ユビファシートは縦糸、横糸に原料樹脂成分の異なる「紡糸」と「フラットヤーン」を組み合わせた織布で住宅軟弱地盤対策用として開発されたジオシンセテックスです。
ジオクロス工法に使用するユビファシートは、縦糸にユニチカ製高張力繊維「ビストロン」、横糸にポリプロピレン製のフラットヤーンを使用しています。どちらの糸も化学的に土中での「生物劣化」、「酸性・アルカリ性による劣化」はありません。また紫外線劣化に関しては、ジオクロス・ユビファは土中で使用するので紫外線による劣化はしません。またジオクロス・ユビファは、建物の基礎下に砕石に挟まれた状態で埋めてあるので、動的な物理攻撃を受ける事もありません。
たとえば過去、庭に穴を掘ってゴミを地中に埋めていた時代、埋めたゴミの中でも、生分解しないプラスチック系の物だけが残ってしまい、問題になっていた事もあるように、土中に埋めたジオクロス・ユビファは腐る事無く長期にわたってその性能を維持する事が出来るのです。
ジオクロス・ユビファを含む「軟弱地盤対策シート」は、我が国をはじめ、多くの国で土木工事に使用されてきたジオシンセティックスという工法で、長期間の使用に耐える実績があります。
従来のジオクロスは土木用不織布を使用していました。低い張力で大きく伸長する性能があります。土木用途で開発されたシートとして開発された不織布は日本では防草シートとして使用されています。
ユビファシートはユニチカ社製の高張力糸ビストロンを使用しているので伸びはなく不織布に比べて10倍の引張張力があります。
住宅沈下の精度は土木の傾き制度に比べて高いので1/1000の単位で沈下事故につながります、従来のジオクロス・不織布2枚重ねと織布ユビファシート1枚を設置して平板載荷試験を行うと、砂質土、粘性土ともにユビファシート1枚の方が高い支持力を得ることがわかりました。
ジオクロス・ユビファは日本独自に技術で開発された住宅軟弱地盤専用シートで低カーボンであり、高い安全性と安心を得ることができる次世代の戸建住宅軟弱地盤対策工法です。
地盤調査を行い、建物を建てるうえで改良工事が必要な地盤の事です。軟弱地盤が多い場所の傾向として、三角州(河口付近にできた三角上の地形の場所)、後背湿地(一般に水田のある、水が長期間滞留した場所)、潟湖跡(昔、海があった場所が陸地化して干拓地になった場所)などがあります。いずれの場所も水と縁のある場所であります。
逆に安定した地盤は、丘陵、台地、段丘、扇状地、海岸平野(液状化に注意)、自然堤防などが挙げられます。
軟弱地盤の土壌の状態を専門的に説明すると、土壌の粘着力が小さい、また、せん断角度が小さい土壌を指します。
具体的に、住宅で軟弱地盤と定義されている条件は地盤調査としてスウェーデンサウンディング試験を行い、基礎底面下2mまでの支持力の数値が30kN/㎡を満たさない地盤、また、基礎下面下2~5mまでが15kN/㎡を満たさない地盤は軟弱地盤とみなされます。これは、告示の1113号で示されています。
地盤改良には大きく分けて①固化工法と②締固め工法があります。
① 固化工法をさらに分類すると「表層改良工法」と「深層混合工法」があります。
「表層改良」は、軟弱層と呼ばれる弱い層が地面表面から深さ2m迄ある地盤で採用る工法です。セメント系の粉の様な「固化材」を地面の土に混ぜてその固化材が硬化する事で表面を固めます。
「深層改良工法」は、ミルク状の液体(固化材)を、地盤に穴をあけながら混ぜることで、円柱状に硬化させる工法です。
いずれも、固化材による地下水の汚染などが問題になっています。固化材に含まれる六価クロムが土壌を汚染してしまうのです。六価クロムは発ガン性物質で、土壌から地下水に浸透して、結果、地下水も汚染してしまいます。また、固化工法で地盤改良した土地を売却する場合、原則、地中の埋蔵物などは撤去して引き渡す事になりますが、コンクリート状になった地中の残存物を撤去する事は難しく、大きな費用が発生する事が短所としてあげられます。
② 締固め工法は、杭穴を掘った外側から砕石を供給して、棒状の振動体で砕石を平行振動させて砕石を締め固める工法です。十分に砕石を振動させ、しっかり締め固めて砕石がぎゅうぎゅうに詰まった柱状体を作り、その柱状体で建物を支えます。固化工法の様な固化材は使わない代わりに、一つ一つがバラバラな砕石同士が力で釣り合っている状態を作り出すために、施工の精度が求められます。
以上の工法は、いずれも地盤の地中深くの支持層と呼ばれる硬い地盤から建物を支持する工法です。
その他、駒状の物を地盤表面に並べることで土壌を締め固める「コマ工法」、発泡スチロールで土の重さを置き換えて(軽量化する)建物を支える「置き換え工法」、土木で使用されているシート工法を応用し、住宅用に改良した「ジオクロス工法」などがあります。
地盤調査のデータを見ていると地盤改良が必要な弱い地盤であるのに、どの工法でも完全な改良が出来ない地盤も稀にあります。「未分解腐葉土」と呼ばれる、落ち葉が堆積した土壌(湖のそばに見られます)は、現在でも最適な地盤改良法がありません。それは、「未分解腐植土」は、腐葉土が堆積してできた未分解の植物を大量に含み、空気層をたっぷり含んだスポンジの様なフカフカした地面です。大規模な、杭基礎工事などを行う事になります。
杭基礎工事は、地盤表層付近の状況にはあまり左右されませんが、深い場所にある洪積層(砂礫)や沖積層(粘土層)と言った硬い地盤(支持層)まで杭を埋めなくてはなりません。その支持層は場所によって深さが違います。自分の土地の支持層がどの位の深さにあるのか、それは地盤調査を行うまではわかりません。一般的な木造2階建てなら沖積層を探すことになりますが、10m以上杭を埋める必要がある場合もありますし、大きなビルを建てる場合は、洪積層まで30mもある場合もあります。なので、大変大きな費用が必要になります。