建物を建てる時、まず初めにやる事の一つに、建物が建つ土地(地盤)の内容がどうなのか調べます。
地盤は場所によって様々です。山の上や谷合、元々田んぼだった場所、極端に言えば砂丘だってあります。
その地盤を掘って土の種類を調べるとその土の種類にも、粘土質・砂質土・がれき(礫)・腐植土など様々です。
さらに掘り進むと水脈にあたったりと、実に様々な表情が地面の下には隠れているのです。
100ヶ所調べると100通りの状態が見られるのが地盤なのです。
私たちが田んぼのあぜ道から長靴を履いて田んぼに入ると足首まで泥の中に沈むと思います。それと同じで、重い建築物をそのまま建ててもビクともしない強固な地盤もあれば、そのまま建てると徐々に沈んで(地盤沈下)しまい、中には建物が傾いてしまう(不同沈下)地盤もあるのです。
そんな弱い地盤(軟弱地盤)に人工的な改良を加え、地盤沈下と不同沈下を抑制して安心・安全な家を作る事が「地盤改良」なのです。