相見積り時に必要なものは?

地盤保証について

相見積り依頼時に地盤調査報告書以外に地盤改良の見積は必要ですか?

地盤調査まず、地盤調査報告書を基に地盤改良の要否を判定します。地盤改良が必要な場合は、安全面、コスト面、環境面から地盤改良工法を選定し見積いたします。この際に地盤改良の見積があれば、他社の見解も参考に地盤を分析させていただきます。

また、検討された工法(改良深度や本数)の確認に時間が省略されるため、3日以内に見積を提出できます。その他に、地盤改良工法は日々進化しているため、情報収集の役目もあり見せていただけると今後の検討材料にもなりますので、大変助かります。

タイガーパイル工法

地盤改良の種類タイガーパイル工法は、『鋼管杭工法の材料強度』と『柱状改良工法の大きな周面摩擦抵抗』を合成させることにより、柱状改良工法の短所であるコラム強度のバラツキを鋼管が補い、鋼管杭工法の短所である小さな摩擦力を柱状改良工法が補うことで、両工法の短所を打消し、高い支持力を発揮することができます。

 

タイガーパイル工法の特徴

適応地盤

  • 非常に軟弱な地盤での施工が可能

環境面

  • 回転力が推進力となり地盤に貫入していくので、騒音・振動が極めて少なく施工できます。
  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。
  • 地盤や地下水を汚染することもありません。

メリット

  • 地震時に発生する曲げ力、せん断力に強い
  • 柱状改良工法の2倍の支持力

デメリット

  • セメントを使用しているため六価クロムに注意
  • 費用が嵩む。
  • 建替え時の撤去費用が嵩む。

その他

  • 一般財団法人 日本建築総合試験所:GBRC 性能証明 第06-12号 改4

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

HySPEED(ハイスピード)工法

HySPEED工法(ハイスピードコウホウ)は、砕石パイル工法の一つです。 軟弱地盤を円柱状に掘削し、堀あがった穴に天然砕石を投入し、砕石の杭(パイル)を構築し、支持力を増加させる工法です。

地盤改良の種類既存の地盤改良工法のようにあらかじめ決まった杭を使ったり、地盤を補強しない工事と異なり、 砕石パイルをその地盤にあうように確実な施工で1本づつ造り上げ、砕石パイルと砕石パイル周辺の地盤の支持力を複合させて、 地盤の支持力を高める地盤改良工法です。 砕石パイルと原地盤で複合的に面全体で建物を支えるので、安定した強さがあります。

 

HySPEED工法の特徴

適応地盤

  • 粘土質、砂質地盤。支持層が必要?

コスト面

  • 柱状改良工法よりは安価

環境面

  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。

メリット(柱状改良工法と比べて)

  • 環境面に同じ
  • 液状化対策に効果がある。
  • 安価になる場合が多い。
  • 立て直し時に撤去野必要がない。

デメリット

  • 掘削後に砕石を投入するため、崩落土が混ざる可能性がある。
  • 砕石の転圧に不安がある。

その他

  • 特許工法
  • 一般財団法人 日本建築総合試験所(GBRC)
    建築技術性能証明-GBRC性能証明第09-20号・GBRC性能証明第09-20号 改2

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

SMD杭(スーパーミ二ドリルぐい)工法

SMD杭杭工法(スーパーミニドリルグイこうほう)は、くい先端部の外周に杭径の2倍から3倍程度の大きさの螺旋翼(外翼)を取り付けた鋼管杭を右回転により回転貫入させる工法です。杭頭部に回転トルクを与えることによって、外翼が地盤から推進力を受け、地上部には無排土の状態で回転貫入します。

地盤改良の種類また、くいの先端部の管内は開端でありますが、鋼管内に螺旋翼(内翼)が取り付けられ、内空面積は翼部を含めた全体面積の4%以下となっており、完全閉塞の場合とほぼ同等の支持力を発現する構造となっています。

 

SMD杭工法の特徴

適応地盤

  • 先端N値6以上の粘土質・砂地盤に適応されます。

安全面

  • 鋼管杭先端が閉塞していないため回転貫入開始時には、鋼管内に土が入り、芯ずれを起こしにくくなっています。また、内翼が取り付けてあるため、鋼管内に入った土が締め固められ、貫入完了時には閉塞効果を発揮し、完全閉塞の状態と同等の支持力を発揮します。

コスト面

環境面

  • 施工機会が小型のため、低騒音・低振動での施工が可能。
  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。

メリット

  • 三階建ての重量建物でも施工できる。
  • 支持地盤に直接貫入し支えられるため沈下しにくい。

デメリット

  • 軟弱な地盤が深い場合に摘要されるため、費用が嵩む。
  • 支持層が無い地盤では施工できない
  • 建替え時の撤去費用が嵩む。

その他

  • 財団法人日本建築センターの性能評価を取得
  • 建築技術性能証明取得

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

ETP-G(アーステンダーパイルG)工法

ETP-G(アーステンダーパイル・・・Gの略語はわかりません)工法は、鋼管の先端に円形の拡底翼と正三角形の補助掘削刃を溶接接合し、回転させることによって地盤中に貫入させる、回転貫入鋼管杭です。 拡底翼の一部を切り欠き30°の勾配で上下に折り曲げ、回転貫入時に大きな推進力が得られる形状としています。

地盤改良の種類回転力が推進力となり地盤に貫入するので、騒音・振動が極めて少なく、通常の地盤での施工では発生土がありません。設計は SWS試験結果またはラムサウンディング試験結果により可能で、また、コンパクトな施工機械により狭小現場、高さ制限のある現場での工事が可能です。

 

ETP-G工法の特徴

適応地盤

  • 基礎ぐいの先端地盤:砂質地盤(砂礫地盤を含む)
  • 基礎ぐいの周囲の地盤:砂質地盤及び粘土質地盤。

環境面

  • 回転力が推進力となり地盤に貫入していくので、騒音・振動が極めて少なく施工できます。
  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。
  • 地盤や地下水を汚染することもありません。

メリット

  • 鋼管系をを変えることにより木造住宅から中層建築物まで幅広く対応できる。

デメリット

  • 軟弱な地盤が深い場合に摘要されるため、費用が嵩む。
  • 支持層が無い地盤では施工できない
  • 建替え時の撤去費用が嵩む。

その他

  • GBRC 性能証明 第09-19号(改2)

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

ETP(アーステンダーパイル)工法

地盤改良の種類ETP工法(アーステンダーパイルこうほう)とは、Earth Tender Pile工法の略で、鋼管の端面に翼を取り付けた構造の鋼管杭を回転させ、支持地盤まで貫入させる工法です。 特徴として、円盤状の斬新かつ強靭な構造の翼を鋼管の端部に取り付けています。 翼が一枚の鉄板のため、鋼管の切断等の加工が不要になり、翼と鋼管の結合が強靭です。

 

ETP工法の特徴

適応地盤

  • 基礎ぐいの先端地盤:砂質地盤(砂礫地盤を含む)
  • 基礎ぐいの周囲の地盤:砂質地盤及び粘土質地盤。

環境面

  • 回転力が推進力となり地盤に貫入していくので、騒音・振動が極めて少なく施工できます。
  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。
  • 地盤や地下水を汚染することもありません。

メリット

  • 鋼管系をを変えることにより木造住宅から中層建築物まで幅広く対応できる。

デメリット

  • 軟弱な地盤が深い場合に摘要されるため、費用が嵩む。
  • 支持層が無い地盤では施工できない
  • 建替え時の撤去費用が嵩む。

その他

  • 国土交通省大臣認定番号:TACP-0449
  • 一般財団法人 日本建築センター性能評価:BCJ基評-FD0177-02
  • 一般財団法人 日本建築総合試験所:GBRC性能証明第12-20号(改)

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

DM(ダブルメタル)工法

DM工法(ダブルメタルこうほう)は、小口径鋼管杭工法の一つで、小口径鋼管の先端部に鋼管径の3.0倍及び3.5倍程度の大きさの鋳物(ダクタイル鋳鉄)製の螺旋翼(先端翼)を取り付け、地盤補強材(鋼管)を軟弱地盤に打ち込みます。

地盤改良の種類鋼管頭部に回転トルクを与えることによって、先端翼が地盤から推進力を受け、地上部には無排土の状態で回転貫入します。鋼管地盤補強材の構造として、先端部は先端翼によって閉塞しており、鋼管と先端翼とをボルトで接合するので、鋼管との溶接強度が支持力を制限しません。また鋳物の特長を利用して先端翼の根元と端部で厚さを変えており、地盤支持力を効率よく受ける構造となっています。

DM工法の特徴

適応地盤

  • 軟弱地盤が深い地盤で、先端N値5~15までの粘土質、砂質地盤に適応されます。

安全面

  • 鋼管と先端翼とをボルトで接合するので、鋼管との溶接強度が支持力を制限しません。また鋳物の特長を利用して先端翼の根元と端部で厚さを変えており、地盤支持力を効率よく受ける構造となっています。

コスト面

  • 先端翼は鋳物製で、鋼製より製造コストを抑えております。また取り外して運搬できるため、従来工法より輸送コストも削減できます。
  • 先端翼は鋳鉄製(ちゅうてつせい)で鉄スクラップを再利用しているため、鋼製より製造コストを抑えています。

環境面

  • 低騒音・低振動での施工が可能。
  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。

メリット

  • 三階建ての重量建物でも施工できる。
  • 支持地盤に直接貫入し支えられるため沈下しにくい。

デメリット

  • 軟弱な地盤が深い場合に摘要されるため、費用が嵩む。
  • 支持層が無い地盤では施工できない。
  • 建替え時の撤去費用が嵩む。

その他

  • 財団法人日本建築総合試験所の性能証明を受けた工法です。

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

表層改良工法

表層改良工法(ひょうそうかいりょうこうほう)とは、地盤の表層部分(基礎下2.0m程度)が軟弱である場合やバランスが悪い地盤(切土・盛土にまたがる住宅地盤等、硬さに相違が見られる地盤)の場合等に適した工法です。

地盤改良の種類油圧ショベル(バックホウ)にて、セメント系固化材(地盤改良材)、または石灰系固化材を軟弱な地盤に混ぜあわせ、化学反応により地盤を固め地盤の耐力を増やします。軟弱な地盤下にある支持層(N値3以上)と一体化させて、建物荷重を分散・低減します。

 

表層改良工法の特徴

適応地盤

  • 軟弱地盤深さ2.0m以内
  • 下部支持層N値3以上

適用外地盤

  • 改良範囲内に地下水がある場合
  • 産業廃棄物がうまっている場合(撤去し良質土に置き換える必要あり)
  • 有機土質で構成されている(有機土質用固化材の使用または固化試験の実施)

安全面

  • 支持地盤や地盤状況を目視できる。(埋まっている物があれば確認できる)

コスト面

  • 軟弱地盤層が浅い所で摘要されるため、比較的安価である。

環境面

  • セメント系固化材を使用することにより六価クロムに注意。(六価クロム対応セメントあり)
  • 風がある時に施工するとセメントが飛散する(飛散防止セメントの使用、飛散防止対策)

メリット

  • 軟弱地盤が浅い場所に摘要されるため、比較的安価である。
  • 安全面に記載

デメリット

  • 環境面に記載
  • 重機オペレーターの技術力により強度にムラができる可能性あり。

砕石パイル工法

地盤改良の種類砕石パイル工法(サイセキパイルコウホウ)は、軟弱地盤を円柱状に掘削し、堀あがった穴に天然砕石を投入し、砕石の杭(パイル)を構築し、支持力を増加させる工法です。柱状改良に変わる工法として開発され、セメントを使用しないため環境には優しい工法です。また、液状化対策にも有効です。

 

砕石パイル工法の特徴

適応地盤

  • 粘土質、砂質地盤。支持層が必要?

コスト面

  • 柱状改良工法よりは安価

環境面

  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。

メリット(柱状改良工法と比べて)

  • 環境面に同じ
  • 液状化対策に効果がある。
  • 安価になる場合が多い。
  • 立て直し時に撤去野必要がない。

デメリット

  • 掘削後に砕石を投入するため、崩落土が混ざる可能性がある。
  • 砕石の転圧に不安がある。

その他

  • 特許工法。
    一般財団法人 日本建築総合試験所(GBRC)
    建築技術性能証明-GBRC性能証明第09-20号・GBRC性能証明第09-20号 改2

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

地震(じしん)

地盤改良の必要性

地震画像地震(じしん)とは地下の岩盤が断層運動によって起きる現象です。断層運動は地中の断層と断層の面がずれることにより、ひずみがしょうじます。その際に放出されたエネルギーが弾性波・地震波として広がり、地表面に到達したときに「揺れ」を感じます。

日本は地震・火山活動の災害が発生しやすいため、地震が起きやすい国であることを理解し、建物を建てるときには地盤を把握し、何らかの地盤対策を取ることが重要になります。地震で地盤が緩み、不同沈下がおきたり、液状化によって建物に被害が出ないようにする必要があります。

世界から見た日本

  • 世界全体に占める日本の災害発生割合は,マグニチュード6以上の地震回数は世界で発生した地震のうち20.5%が日本で発生しています。
  • 活火山数は世界全体の7.1%がこの狭い日本に集中しています。この割合は世界の0.25%の国土面積に対して非常に高くなっているといえます。

(参考サイト:地震情報サイト)