干拓地(かんたくち)

干拓(かんたく)は遠浅の海や干潟、水深の浅い湖や沼を堤防などで締め切り、水門や動力(大型水中ポンプ)で排水し、干上げて陸地化しすることです。また、干拓した土地のことを干拓地(かんたくち)と呼びます。

主に農地として使用されています。開拓地は粘土質で、地盤の強度が低く、地盤沈下も懸念されるため、建物を造る場合は地盤改良、地盤補強が必要になります。また、高潮などの影響で洪水の被害も受けやすいため宅地としては不向きな土地になります。

日本の干拓地

  • 八郎潟干拓(秋田県の男鹿半島)八郎潟干拓地
  • 諫早湾干拓(有明海内の諫早湾)
  • 児島湾干拓(岡山県岡山市南区と玉野市の児島湾)
  • 椿海(千葉県東庄町、旭市、匝瑳市に跨って存在した湖)
  • 香取海(古代の関東平野東部に湾入していた内海)
  • 千波湖(茨城県水戸市にある那珂川水系の湖)
  • 見沼(埼玉県さいたま市、川口市等に跨り存在した湖)
  • 印旛沼(千葉県北西部に位置する湖沼)
  • 東京都墨田区(旧東京市本所区)
  • 江東区(小名木川以北の大部分)
  • 江戸川区(江戸川区新川付近)
  • 河北潟干拓 (石川県内灘町)画像:内灘町公式ホームページより河北干拓地

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