SMD杭(スーパーミ二ドリルぐい)工法

SMD杭杭工法(スーパーミニドリルグイこうほう)は、くい先端部の外周に杭径の2倍から3倍程度の大きさの螺旋翼(外翼)を取り付けた鋼管杭を右回転により回転貫入させる工法です。杭頭部に回転トルクを与えることによって、外翼が地盤から推進力を受け、地上部には無排土の状態で回転貫入します。

地盤改良の種類また、くいの先端部の管内は開端でありますが、鋼管内に螺旋翼(内翼)が取り付けられ、内空面積は翼部を含めた全体面積の4%以下となっており、完全閉塞の場合とほぼ同等の支持力を発現する構造となっています。

 

SMD杭工法の特徴

適応地盤

  • 先端N値6以上の粘土質・砂地盤に適応されます。

安全面

  • 鋼管杭先端が閉塞していないため回転貫入開始時には、鋼管内に土が入り、芯ずれを起こしにくくなっています。また、内翼が取り付けてあるため、鋼管内に入った土が締め固められ、貫入完了時には閉塞効果を発揮し、完全閉塞の状態と同等の支持力を発揮します。

コスト面

環境面

  • 施工機会が小型のため、低騒音・低振動での施工が可能。
  • セメントを使用しないため六価クロムの心配はありません。
  • セメントを使用しない為、産業廃棄物となる排土処理は不要。

メリット

  • 三階建ての重量建物でも施工できる。
  • 支持地盤に直接貫入し支えられるため沈下しにくい。

デメリット

  • 軟弱な地盤が深い場合に摘要されるため、費用が嵩む。
  • 支持層が無い地盤では施工できない
  • 建替え時の撤去費用が嵩む。

その他

  • 財団法人日本建築センターの性能評価を取得
  • 建築技術性能証明取得

※弊社では取り扱いはしていません。工法説明は弊社で独自で調べたことを記述していますので、詳しくは取扱店に確認下さい。

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